2004年10月23日
自分で責任を取ることの見返り【書評】
金持ち本の走りと言えば、「金持ち父さん貧乏父さん」。
このシリーズの中の「若くして引退する方法」は、よくある啓蒙書
のように最初に、今の資産運用に疑問を呈し、その後具体的なノウ
ハウを伝えるような体裁ではない。自分で何を見ようとするか、
何を現実として捕らえるかという考え方の本。
だから、ノウハウではないことが書いてある。それは? 気に入ったら、ランキングへクリックください!
このシリーズの中の「若くして引退する方法」は、よくある啓蒙書
のように最初に、今の資産運用に疑問を呈し、その後具体的なノウ
ハウを伝えるような体裁ではない。自分で何を見ようとするか、
何を現実として捕らえるかという考え方の本。
だから、ノウハウではないことが書いてある。それは? 気に入ったら、ランキングへクリックください!
■今回のご紹介本
『金持ち父さんの若くして引退する方法』
ロバート・キヨサキ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
● 著者はどんなひと?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
金持ち本の走り「金持ち父さん貧乏父さん」の作者。このタイトル
は、あらゆるDMや広告でパクラれている。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
● 本書の内容
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】若くして引退するということ
若くして引退することは、金銭的に働かなくてすむ状態になること
。つまり、自分が給与をもらわなくても、得られる不労所得が自分
の生活維持費以上にもらえればいい。不労所得は、たとえば不動産
からの家賃収入、本の印税、特許、ビジネスオーナーとしての配分
などだ。
若くして引退することの価値は、おカネだけの話ではない。食べる
ために働くという状態からはなれて、自分の本当にやりたいことを
見出し、周囲の期待や夢という他人からのコントロールを離れて「
自分」らしい人生をはじめるということが重要だ。
【2】頭こそが人生を変えるテコ
自分ひとりでがんばって得られる成果はたいしたものではない。し
かし周囲の人や、お金、知識、技術、考え方を使えば、大きな効果
が得られる。これがテコの効果。
不労所得をえて、引退するには、自分ができるだけ働かずにテコの
効果を働かせるという考え方の変化が必要。
所得には、自分が働いて得る勤労所得、株や債券の配当から得られ
るポートフォリオ所得、そして不動産や知的財産、ビジネスからく
る不労所得の3つがある。
勤労所得は、課税率が高いこと、自分個人の力に頼るところが大き
いこと、他人の金、他人の力、他人の頭脳、などうまくテコを働か
す効果が少ないし、老いてきたら期待できないなど、金持ちにもっ
ともなりにくい所得。
ところが、今までの教育では大きなミスをしない、つまり失敗する
ことを避けて、働きつづける従業員になることばかりが教えられて
きたので、みな勤労所得のことしか考えられない頭脳になっている。
一方で、不労所得を得るには何らかの投資が必要であり、一般に投
資10のうち3つくらいしか成功しない。失敗することを前提に考
えるという投資の考え方に変わらなければいけない。
「高くて買えない」「投資は危険」だという枠組みから「買うには
どうしたらいいか?」「投資は安全だ」という枠組みへの変化こそ
が人生最大のテコ効果。
ポートフォリオ所得でも、自分の金を働かせずに貯金しているだけ
では、テコの効果を使っているとはいいがたい。逆に他人のテコに
されているのだ。
【3】プランを作ることのテコ作用
一般の労働者のプランは、せっせと働いて、負債になる家をかい、
定年になったら政府から年金をもらうことだ。
残念ながらこれは貧乏になるプランだ。ベビーブーマーが引退し
始める2010年には、株に投資していた資金は彼らの生活費と
して引き出されるだろう。そのとき株式市場や、自分のマネープ
ランは大丈夫といえるのだろうか?
若くして引退したければ、まったく異なるプランが必要だ。急速
にお金持ちになるためのプランを作る。そのためには豊かな未来
を想定すること、そしてそうなるためにどうすればいいか、そう
なるための知識として何を身に付ければいいかを考えて、金持ち
になるプランを立てること。
たとえば、「高い給料」よりも「キャッシュフロー」であったり
、「お金をためる」よりも「お金を作る」という考え方、知識を
身に付けることだ。
【4】行動することのテコ作用
頭脳やプランを実行に移すことで、初めて金持ちになる。金持ち
になるために自分の資産状態を常にチェックする、常に情報の鮮
度を高めていくように勉強する投資をすること、新たな失敗を恐
れず、投資を試みることだ。
株や債券の資産の世界ではオプションや先物が新しい技術として
生まれリスクを回避する手立てになっている。不動産は古くて、
最も安定した不労所得のひとつとして今も価値が高い。そしてビ
ジネスからの収益も大きなテコのひとつだ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
● 本書の「学び」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この本の学びは「自分の責任で、大人になる」だ。
一般の人々には株や不動産などの投資はリスクがあるといわれてる。
それは、リスクがある状態で投資するからだ。
リスクヘッジのひとつの方法は長期投資することといわれていた。
それは本当か?
これまでそうだったからといってこれからそうなるとは限らない。
ではそのリスクはどうする?保険をかけることだ。何かあって政府
をのろっても仕方がない。いざというときのために手を打つこと。
それが自己責任。
紙の資産を使うなら、保険をかけること。不動産にはその保険がつ
いている。それがリスクヘッジ。
不労所得のひとつ、ビジネスもそうだ。10回やって一回しか成功
しないことを勘定して計画することだ。
「長期投資」は証券会社やファイナンシャルプランナーが薦めるや
り方。でも証券会社の営業マンやFPは金持ちではない。そう考え
ると「長期投資」という考え方に疑問が生まれる。
ロバート・キヨサキはお金持ち。「本に書いてあるのはキレイ事で
、本や自分の人生ゲームを売りつけるためのコメントかもしれない
」という疑問はある。でも、お金持ちの考え方、やり方は、金持ち
を見ないと学べない。
この本を買った方は、こんな本も読んでいる。
『金持ち父さんの若くして引退する方法』
ロバート・キヨサキ
| 金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法 | |
![]() | ロバート・キヨサキ シャロン・レクター 白根 美保子 おすすめ平均 ![]() アメリカンドリームではなく地道な大家さん 期待していたがそうでもなかった レバレッジ ラットレースから抜け出すために。 キヨサキの人間味Amazonで詳しく見る |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
● 著者はどんなひと?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
金持ち本の走り「金持ち父さん貧乏父さん」の作者。このタイトル
は、あらゆるDMや広告でパクラれている。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
● 本書の内容
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】若くして引退するということ
若くして引退することは、金銭的に働かなくてすむ状態になること
。つまり、自分が給与をもらわなくても、得られる不労所得が自分
の生活維持費以上にもらえればいい。不労所得は、たとえば不動産
からの家賃収入、本の印税、特許、ビジネスオーナーとしての配分
などだ。
若くして引退することの価値は、おカネだけの話ではない。食べる
ために働くという状態からはなれて、自分の本当にやりたいことを
見出し、周囲の期待や夢という他人からのコントロールを離れて「
自分」らしい人生をはじめるということが重要だ。
【2】頭こそが人生を変えるテコ
自分ひとりでがんばって得られる成果はたいしたものではない。し
かし周囲の人や、お金、知識、技術、考え方を使えば、大きな効果
が得られる。これがテコの効果。
不労所得をえて、引退するには、自分ができるだけ働かずにテコの
効果を働かせるという考え方の変化が必要。
所得には、自分が働いて得る勤労所得、株や債券の配当から得られ
るポートフォリオ所得、そして不動産や知的財産、ビジネスからく
る不労所得の3つがある。
勤労所得は、課税率が高いこと、自分個人の力に頼るところが大き
いこと、他人の金、他人の力、他人の頭脳、などうまくテコを働か
す効果が少ないし、老いてきたら期待できないなど、金持ちにもっ
ともなりにくい所得。
ところが、今までの教育では大きなミスをしない、つまり失敗する
ことを避けて、働きつづける従業員になることばかりが教えられて
きたので、みな勤労所得のことしか考えられない頭脳になっている。
一方で、不労所得を得るには何らかの投資が必要であり、一般に投
資10のうち3つくらいしか成功しない。失敗することを前提に考
えるという投資の考え方に変わらなければいけない。
「高くて買えない」「投資は危険」だという枠組みから「買うには
どうしたらいいか?」「投資は安全だ」という枠組みへの変化こそ
が人生最大のテコ効果。
ポートフォリオ所得でも、自分の金を働かせずに貯金しているだけ
では、テコの効果を使っているとはいいがたい。逆に他人のテコに
されているのだ。
【3】プランを作ることのテコ作用
一般の労働者のプランは、せっせと働いて、負債になる家をかい、
定年になったら政府から年金をもらうことだ。
残念ながらこれは貧乏になるプランだ。ベビーブーマーが引退し
始める2010年には、株に投資していた資金は彼らの生活費と
して引き出されるだろう。そのとき株式市場や、自分のマネープ
ランは大丈夫といえるのだろうか?
若くして引退したければ、まったく異なるプランが必要だ。急速
にお金持ちになるためのプランを作る。そのためには豊かな未来
を想定すること、そしてそうなるためにどうすればいいか、そう
なるための知識として何を身に付ければいいかを考えて、金持ち
になるプランを立てること。
たとえば、「高い給料」よりも「キャッシュフロー」であったり
、「お金をためる」よりも「お金を作る」という考え方、知識を
身に付けることだ。
【4】行動することのテコ作用
頭脳やプランを実行に移すことで、初めて金持ちになる。金持ち
になるために自分の資産状態を常にチェックする、常に情報の鮮
度を高めていくように勉強する投資をすること、新たな失敗を恐
れず、投資を試みることだ。
株や債券の資産の世界ではオプションや先物が新しい技術として
生まれリスクを回避する手立てになっている。不動産は古くて、
最も安定した不労所得のひとつとして今も価値が高い。そしてビ
ジネスからの収益も大きなテコのひとつだ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
● 本書の「学び」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この本の学びは「自分の責任で、大人になる」だ。
一般の人々には株や不動産などの投資はリスクがあるといわれてる。
それは、リスクがある状態で投資するからだ。
リスクヘッジのひとつの方法は長期投資することといわれていた。
それは本当か?
これまでそうだったからといってこれからそうなるとは限らない。
ではそのリスクはどうする?保険をかけることだ。何かあって政府
をのろっても仕方がない。いざというときのために手を打つこと。
それが自己責任。
紙の資産を使うなら、保険をかけること。不動産にはその保険がつ
いている。それがリスクヘッジ。
不労所得のひとつ、ビジネスもそうだ。10回やって一回しか成功
しないことを勘定して計画することだ。
「長期投資」は証券会社やファイナンシャルプランナーが薦めるや
り方。でも証券会社の営業マンやFPは金持ちではない。そう考え
ると「長期投資」という考え方に疑問が生まれる。
ロバート・キヨサキはお金持ち。「本に書いてあるのはキレイ事で
、本や自分の人生ゲームを売りつけるためのコメントかもしれない
」という疑問はある。でも、お金持ちの考え方、やり方は、金持ち
を見ないと学べない。
この本を買った方は、こんな本も読んでいる。
- 金持ち父さんの投資ガイド 上級編 ― 起業家精神から富が生まれる
おすすめ平均
- 金持ち父さんの投資ガイド 入門編 ― 投資力をつける16のレッスン
おすすめ平均
- 金持ち父さんの子供はみんな天才 ― 親だからできるお金の教育
おすすめ平均
- 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント
おすすめ平均
- 金持ち父さん貧乏父さん
おすすめ平均
tatsux at 21:34
│Comments(6)
│TrackBack(3)
トラックバックURL
この記事へのトラックバック
1. Sales Dog [ Master of Life Advanced ] 2004年10月28日 21:10
お勧めの本を紹介。最近読んだんだけど、極めて面白かった。「営業」という分野のため、敬遠していたんだけどね。人間を5種類の犬種に分け、それぞれに合ったセールスの方法を紹介。のみならず、人間関係、ビジネスの構築方法、全て!に応用できる内容だと思う。
I think
2. Sales Dog [ Master of Life Advanced ] 2004年10月28日 21:11
お勧めの本を紹介。最近読んだんだけど、極めて面白かった。「営業」という分野のため、敬遠していたんだけどね。人間を5種類の犬種に分け、それぞれに合ったセールスの方法を紹介。のみならず、人間関係、ビジネスの構築方法、全て!に応用できる内容だと思う。
I think
3. 金持ち父さんのビジネススクール2ndエディション [ Retire Young ] 2004年11月02日 14:34
私がネットワークビジネスの会社、グループを選ぶ際に参考にした情報源の1つに「金持ち父さんのビジネススクール」という2冊の本があります。
この本は、一般の書店はおろかamazonでも取扱がないので、あまり存在を知られていません。
ロバートキヨサキいわく「私はど
この記事へのコメント
1. Posted by
グッチ
2004年10月24日 09:24
タツさん、調子が出てきましたね。
その調子でバンバン更新して下さい。
そう、テコを如何に上手く利用するか。
これがビジネスで成功する秘訣ですね。
テコを上手く働かせるためには、肉体労働ではなく、
頭脳労働が必要。
頭に汗をかいた人間が、成功者となるんでしょうね。
その調子でバンバン更新して下さい。
そう、テコを如何に上手く利用するか。
これがビジネスで成功する秘訣ですね。
テコを上手く働かせるためには、肉体労働ではなく、
頭脳労働が必要。
頭に汗をかいた人間が、成功者となるんでしょうね。
2. Posted by
省エネ起業家
2004年10月24日 18:37
人生の目標は仕事自体ではないですよね。幸せに生きることこれがすべてだと思います。
しかしそのためには収入がないといけません。
そのための収入を得ることができれば、なにも給与所得にこだわらず不動産所得、事業所得など多様な手段で所得を得ることにチャレンジする事もリスクを分散させる意味で、とても重要である事をこの本で学びました。
P.Sトラックバックありがとうございました。同様の内容で2件のトラックがありましたので1件は削除させていただきました。
しかしそのためには収入がないといけません。
そのための収入を得ることができれば、なにも給与所得にこだわらず不動産所得、事業所得など多様な手段で所得を得ることにチャレンジする事もリスクを分散させる意味で、とても重要である事をこの本で学びました。
P.Sトラックバックありがとうございました。同様の内容で2件のトラックがありましたので1件は削除させていただきました。
3. Posted by
ノウ・サプラズ
2004年10月24日 20:35
トラックバックありがとうございます。ほんと、やり方は金持ちを見習うのが一番早いんでしょうね。真似してそのままやっても成功するかわかりませんが、真似てみるのも手だと思います。ただ、それでは面白くないのでやはり、どうアレンジしていくかでしょうね。今後とも宜しくお願致します。
4. Posted by
省エネ起業家
2004年10月26日 01:32
唐突なコメントに対して丁寧な返事ありがとうございます。
自分にとっての天職が何なのか未だにわかりません。
しかしどんな職種どんなポジションにあろうと充実した人生及び仕事は送れると思っています。
タツさんのブログを刺激にして知識が知恵となるよう努力していきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。
自分にとっての天職が何なのか未だにわかりません。
しかしどんな職種どんなポジションにあろうと充実した人生及び仕事は送れると思っています。
タツさんのブログを刺激にして知識が知恵となるよう努力していきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。
5. Posted by
kasoku365
2004年10月28日 05:46
タツさん、はじめまして。
私も豊かな人生を送りたいと思っております。
そのために先人に学ぶのが一番と考えて
本を読んでいます。
自分ひとりでは体験できる量はたかが知れています。
他人の体験が学べる本ってホント素晴らしい。
また良い本を紹介してくださいね。
私も豊かな人生を送りたいと思っております。
そのために先人に学ぶのが一番と考えて
本を読んでいます。
自分ひとりでは体験できる量はたかが知れています。
他人の体験が学べる本ってホント素晴らしい。
また良い本を紹介してくださいね。
6. Posted by
中年英語難民
2004年10月28日 18:16
はじめまして (^^ゞ
いつも、楽しくメルマガ読ませてもらってます。
「金持ち父さん」シリーズは何冊か読んでますが、確かに、「日本の学校教育」では「お金」のことは不浄?なものとして・・
全然、学ぶ機会がないですよね。
政府の愚民政策のおかげか、政府が財政赤字→国家破産目前!という事態になっても、「国債は安全だから・・」と、国民は直接・間接にせっせと国債を購入してますし・・
また、「勤労こそが美徳!!」の精神風土もありますし (*_*)
いろんな意味で、「金持ち父さん」の本は日本人には書けない、違う視点の内容だと思います。
今後とも、よろしくお願いします。
いつも、楽しくメルマガ読ませてもらってます。
「金持ち父さん」シリーズは何冊か読んでますが、確かに、「日本の学校教育」では「お金」のことは不浄?なものとして・・
全然、学ぶ機会がないですよね。
政府の愚民政策のおかげか、政府が財政赤字→国家破産目前!という事態になっても、「国債は安全だから・・」と、国民は直接・間接にせっせと国債を購入してますし・・
また、「勤労こそが美徳!!」の精神風土もありますし (*_*)
いろんな意味で、「金持ち父さん」の本は日本人には書けない、違う視点の内容だと思います。
今後とも、よろしくお願いします。



期待していたがそうでもなかった
ラットレースから抜け出すために。





