2004年08月21日
『フォーカル・ポイント』 ブライアン・トレーシー著

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/407232874X/tyosyakaranom-22
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● 著者はどんなひと?
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能力開発や自己啓発の大御所的な方。講演家としてもトップクラス
だそう。営業マン向けの本は多く、ご多分にもれず自己啓発セミナ
ーや書籍、テープ、自己啓発通信教育も多数販売している。「金持
ち父さん」のロバートキヨサキもこの人の本を推奨しています。
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● 本書の内容は?
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繰り返し「成功法則」モノに出てくる内容を、本人が研究して、自
分も実践してきた内容をさらりとまとめている。
タイトルのフォーカルポイントは、日本語では「焦点」ということ
になるが、本書での意味は、もっとも価値がある、仕事、能力、分
野。
これを見つけて、これを最優先におこなえ、というのが本書のもっ
とも短い要約。
【1】年収を倍増させるカンタンな法則
それはもっとも成果をもたらす仕事を抜き出して、その上位20%
に対してエネルギーや時間の80%を投じるようにすること。
一方で、業績への寄与の低い下位の80%の仕事は速やかに、やめ
る、縮小する、外部へ委託する。
これが80対20の法則といわれる、「入力の20%だけが出力の
80%に寄与する」という黄金ルールだ。
また、この上位20%の仕事をフォーカルポイントとよぶ。
さらに上位20%の業務も合理化し、他人の力や金やアイディアな
どを活用するテコの原理をもちいるなどして、より効率を高める。
一方で、休みをどんどん増やしていこう。これも自分に義務付ける
ことで、効率を高めることになる。
【2】もっとも生産性を高める仕事?
もっとも生産性を高める仕事は何かをきめないと、先の方法は成り
立たない。それには次の方法による。
まず最初に自分が達成したい仕事の成果を決める。いつまでにとい
う期限も入れる。そして、その目標は紙に書く。
行動するリストを作る。そのなかで、緊急性と収益への貢献レベル
で4つに分けて、緊急かつ貢献が最大のものをリストのなかで最初
に着手するようにする。
リストをつくったら、行動スケジュールも作る。それはすべて紙に
書かないといけない。紙に書かないと、実現しないのだ。
そして、毎日それにしたがって、行動する。
【3】人生戦略のステップ
会社にも企業経営のための戦略があるように、人生にも戦略は必要
だ。そうすることで、時間や投資を節約して、「人生の収益」を増
やすことができる。
生活を七つの分野に分ける。1)仕事 2)家族とプライベート
3)財産と投資 4)健康と体力 5)個人的な成長(ひとかどの
人物になる)6)社会貢献 7)精神的な成長
それぞれに、フォーカルポイントプロセスがある。つまり、成果と
なる目標を決める、それに一番寄与するもの、自分が一番得意なも
の、または一番やらないといけないことを見定める。あとはそれに
向けてひたすら毎日努力する。
本質はとてもシンプルだ。
【4】億万長者になるのは簡単だ?
自分や周りの人の生活のための、責任として、生活の心配をしない
ですむくらい金持ちになるのは責任だ。
金持ちになるのは簡単だ。単純に倹約して、定期的に投資すること
だけだ。それを常にアタマに刻んで、実行しつづけること。
たとえば、単純に毎月100ドル(1万円ちょっと)を20才から
65歳までアメリカ株の投資信託に入れつづけると、120万ドル
を超える。
お金について、きちんと将来的な目標をたてること。運用できるよ
うな知識と技能をみがくこと。すぐにできるのは、「収入のうちか
ら、自分のために、10%を貯蓄にまわす」というシンプルな行動。
それも今すぐやろう。
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● 本書の「学び」
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この本の学びは「うまくいかない理由の大半は自分」だ。
本書の中の重要なポイント「人生戦略の策定」の順序を大雑把にい
うと、
1)将来どうなりたいか?
2)そのために自分が得意なことで、成果が出やすいのは?
3)目標を阻むのは何?
4)これらの質問を元に、たった今から起こせる行動はなにか?
そして、それをすぐやれ。
本書では目標の達成を阻んでいる決定的な要素の「その成約中の8
0%が内部にある」という。外部は20%に過ぎないと。
ということは、成功を阻んでいるのは自分の習慣、信念、姿勢、技
術、能力だ。
これは会社全体でもいえることで、日産という会社がトップ(=会
社自身)がかわることで、中身はほとんど変わらずに、あっという
間に成功し始めた。
工場閉鎖で、解雇される人がかわいそうだ、日産は酷いという論調
でやっていたマスコミは、風見鶏のようにゴーン賛美。
外の流行や、外部の技術をながめて、うらやましがっても、仕方が
ない。
自分自身を絶えず、眺めなおして、果敢に実践していくことが、愚
直な成功の近道だ。
人の責任にすることは楽だけど、自分の成功はないってことでしょ
う。成功するためにつねに準備する。自身の習慣、信念、姿勢、能
力を高めていく。
READY TO WIN。
この著者の本は、大体内容が似通っていて、本書の一部のトピッ
クを詳しく説明したようなものが多い。だから、もしもぴんとくる
一冊があったら、よく読んであとは実践ということですね。
ちなみに、著者の成功セミナーや通信教育も日本で販売されていて
、その筋の方には有名です。ネットで探すと見つかるかもしれませ
ん。
ちなみに、この本を読んで気がついたが、最近つとに有名になっ
てきた、自己啓発セミナーの方も似た内容です。成功法則そのもの
は、著者は違ってもそれほど違いようがなく、実践へ向けていく力
の与え方の違いなのかもしれません。
tatsux at 09:39
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