2004年06月26日

『よのなか入門』 藤原和博著

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自分の人生のオーナーになる方法。人が人生を進めていく上で、出
会う、大きな要素「夢」「お金」「コンプレックス」「転機」「会
社」「人間関係」について、著者が体験したこと、感じたことをま
とめている。

章立てそのものが、「一般の人が関心を持っていること」のリスト
みたいなものです。

【1】夢を実現する方法

例えば作家になる。どっかの掲示板に連載を始めてみる。回数がた
まれば自費出版できるかどうかは、自分の予算しだいだ。

例えば会社から半独立する方法。契約型の社員だ。自分の能力がプ
ロといえるレベルならば、それは交渉しだいだ。会社が社員のモチ
ベーションを本当に維持しようとしているのならOKするだろう。

自分のサイドではいつも、世間から見たに市場価値を確認する必要
がある。

例えばお金持ちになる方法。単純に言えば、投資する側にまわるこ
と。ヴィトンのかばんを買うのか、ヴィトンの株を買って投資し、
それを投資家として振舞うのは大きな違いがある。

まず自社株を買って、投資家としての視点で仕事をすることもその
一歩だ。

夢は実現しようとアクションする人にとって、意外に身近にあるも
のだ。

【2】お金とうまくかかわる方法

人は損した話を聞きたがる。得した話を吹聴しても人はつまらない
ことが多い。。自分が損した話は、失敗談は会話を豊かにする。は
たから見ると損に見えることも、経験的には得で自分の人生の肥や
しになることが多い。

テレビやインタビューで見る10億や100億円の資産家、実業家
は、必ずしも楽しそうな顔をしていない。

金持ちになることも大切だが、徹底的に何かをして、そこから学ぶ
ほうが人生は豊かだ

【3】会社勤めのホントのメリットとは?

会社でする仕事の対価は、一般的に給与や役職でもらう。しかし、
会社をビジネススクールと考えて、ノウハウとして得られるとして
考えたらどうだろう?

著者は「最低月20万円稼げる営業力」としてコア能力を身に着け
た。コア能力を教えてくれる場所として会社を見ている。

昇進するばかりが能ではない。自分の掘り下げて生きたいコア能力
やテーマ、現場が見つかったら、それを追いかけるのも重要な選択
肢だ。

この自分のテーマを追う自由を維持するためには、金銭面での縛り
を減らす必要がある。そのために、自分の生活コストを下げて損益
分岐点を低くしておくという考え方も必要だ。

やりたい仕事は、給料が下がってもとりに行く。そして、会社のベ
クトルと自分のベクトルの和が大きくなるような方向で周囲を説得
していくのだ。

【4】自分自身の営業力って?

いざ、自分のテーマを掲げたときに、必要になってくる能力は2つ
ひとつは「集客力」、そして自分がもっている社内外の「自分ネッ
トワーク」だ。

会社の中で、この二つの力を身につける鍛錬はとても重要だ。

人との出会いで関係をつくれるかどうかは、出会ってから15秒以
内できまる。ここで相手の記憶に自分を入れるためには、わかりや
すいキャッチフレーズ型の自己紹介が必要だ。

名刺から紹介しても覚えてもらえない。「私はさだまさしによく似
ているといわれます」でもいい。笑いからはいって、相手の記憶に
残ること、そんな技能を磨こう。それは「自分ブランド」にもつな
がる。

人と深い関係を作ろうとしたら、自分の持っている、失敗や過去の
経験を語り、マイナスを放出するようにしよう。そのことによって
、プラスの関係が生まれてくる。

人がつくった枠のなかではなく、自分の人生に立ち向かうという考
え方をもつ。そうすれば、自分のテーマが見えてくる。

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●  本書の「学び」 
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この本の学びは「マイナス情報を出すとプラスになって返る」だ。

本書の人間関係の章では、著者が使っていた人間関係を作っていく
ためのテクニックやエッセンスが書いてある。

その中で、「マイナス面を開放することで一歩進んだ人間関係をつ
くる」というのがある。

例えば、相手に対して、自分が昔、悪ぶって事件を起こしたことや
人に迷惑をかけて自分も傷ついたことなど、過去の失敗体験を話す
のだ。

そうすることによって、聞いている人たちからプラスのエネルギー
が注入されるのを感じることができる、と著者は言う。

自分の失敗体験や損の数々が、自分ネットワークの肥やしになると
いう。茶のみ話では得られない、相互のしっかりした関係がこのプ
ラスエネルギーとマイナス体験の関係で、生まれる。

同情ではなく、奥深いところでのつながりだ。

小冊子や本で、著者が自分の過去の失敗や、不幸を書いてあるもの
を読んだことはないだろうか?

それを読んだあと、なんとなく著者に対して暖かい気持ちをもった
ことはないだろうか。

このマイナスの経験と、プラスのエネルギーの関係がここに現れて
いる。

活字という媒体を通しても、その関係が築くことができる。本を通
して友好的な読者、そして優良顧客を生み出すテクニックのベース
はここにある。

「夢」は待っていても来ない、見つからない。「決める、行動する
、リカバリーする」が夢を見つけてくれ、近づけてくれるという本
書の主旨はとても、うれしい。




tatsux at 13:58 │Comments(0)TrackBack(0)

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